内見の際にチェックするポイント

お部屋探しで一番重要なのが、実際に部屋を見に行く内見です。室内だけでなく、建物全体と周囲の様子もしっかりと確認する必要があります。

今回は、内見の際に失敗しないためのポイントをご紹介します。

チェックシートをつくろう
後で確認し忘れた!ということがないように、これからご紹介するポイントを参考にチェックシートを作っておきましょう。チェックシートの他、メジャー、メモ紙、筆記用具、方位磁石、ビー玉、デジカメ、懐中電灯などを持参すると便利です。あらかじめ部屋の詳しい図面などを送ってもらい、数字を確認しておくのも良いでしょう。

間取りの確認
物件情報や図面に書かれた寸法と方位が正しいかを確認します。新居に置きたい家具、収納、家電がすべて部屋に入るかどうか、サイズを測ってメモしておきましょう。火災報知器、コンセントの数と位置、電気のアンペア数も確認します。携帯電話の電波の受信状況もチェックしましょう。

室内の設備と状態
風呂(シャワー)、キッチン、トイレ、床の傾斜、建具の開閉、ガラスのひびの有無、カーテンレールやクローゼットなど負荷がかかる設備やサッシの錠のネジや接合部の劣化、壁、床、天井の傷みなど、室内の気になる部分は写真や動画に撮っておきます。

ベランダ
排水溝の詰まり、雨どいの破損、洗濯物や布団をベランダに干したときの外部からの視線などをチェック。近くに樹木がある場合、落ち葉や虫がベランダに落ちてくることもあります。

日当たりと風通し
照明器具がついていない場合があるので、出来るだけ明るい日中に内見をしましょう。日当たりの具合や換気した時に風が通るかチェックします。


短い時間で他の部屋の生活音がどのくらい響くのかを確認するのは難しいですが、隣室との間が収納スペースになっていれば壁だけの場合よりも音漏れが少ないでしょう。もし接する部屋が空き室なら、音の響き具合を確認させてもらえるかどうか、内見に行く前に相談してみましょう。

湿気とカビ
カビが生えやすいのは風呂、トイレ、洗面所、洗濯機用の防水バンなどの水回り、天井や壁の隅、下駄箱、トイレ収納、クローゼットや押入れの奥などです。湿気がたまりやすい箇所は直に触ったり、懐中電灯をあてたりして確認します。

建物の外回り
電灯、防犯カメラなどのセキュリティ、階段の状態、ポストの形状、共用部分の使用状態、雑草やゴミなどがなく清掃がされているかなど、外回りの管理の良し悪しも判断基準になります。

周辺の環境
天気や風向き、時間帯によっては周辺の工場や店舗の匂い、学校や公園などからの声や音、夜間の照明が部屋まで届くことがあります。内見をするのは休日の昼間が多いと思いますので、平日の様子や交通量なども不動産会社に確認しましょう。

内見をした後、気に入れば申し込みとなります。補修や交換をして欲しい個所などに対応してもらえるか交渉します。デジタルカメラで写真を撮っておくと、その際の説明に便利です。入居後のトラブルを避けるため、しっかりと準備をして内見をしましょう。

記事作成日:2016年02月08日 最終更新日:2017年12月02日