about a 分譲賃貸マンション

部屋を一室ごとに販売をしているマンションのことをいいます。

建物は、専有部分と共有部分とに分けられ、専有部分とは購入者が自由に使える部分で、いわゆる居住スペースを指します。
購入者が共同で使うエントランスや廊下などのスペースを共有部分と呼びます。

意外と知らないのが、バルコニーや庭などは共有部分になりますが、無償貸与（使用料がかかるマンションもある）という形で専有部分の使用者が使うことができるのが一般的です。

分譲マンションは、ファミリー向けの広いタイプが多く、永く住むことを前提に安全で長持ちするような構造や設備等、いろいろな工夫と配慮がされ建築されます。

本来、なかなか住むことの出来ないハイグレードな仕様のマンションに住めるなど、従来の賃貸マンションのワンランク上の空間を満喫できます。もちろん、壁が厚く、床も防音仕様のものが多く、音などのプライベートに配慮した建物になっています。

１、購入された方が、転勤・親族との同居等で住まなくなった為に貸すタイプ。

２、投資目的で購入し、賃貸に出すタイプ。

３、分譲用として建築されたが、さまざまな理由から賃貸にされるタイプ。

主に、上記の３つのタイプがほとんどで、数が出回ることはありません。しかし、分譲マンションにこだわって探す方もいるほど人気が高い為、数が少ない分譲マンションは、なかなか見つからないかもしれません。

『分譲賃貸のメリット』

1、壁が厚く、頑固な建物

分譲マンションは建築されるときに賃貸用マンションと違う考え方から、大きな差が生まれます。賃貸用のマンションは、目的を貸すことに比重を置きます。安いコストで高く貸すことにより利回りを確保しようとします。逆に分譲マンションは、売却することを目的とします。当然購入される方は、より良い物件を求めます。その為、建築費をかけしっかりとした物件が出来上がります。

2、設備が充実

先に述べたとおり売却を目的とした分譲マンションは、設備・備品にも力を入れます。キッチン一つにしても、よりグレードの高い製品を使ったり、オーブンレンジや食器洗浄機・浄水器などのオプション製品を付け付加価値を高めます。

3、管理体制が整っている

分譲マンションのほとんどは、建物を管理する専門の管理会社と契約をし、物件の維持管理に力を入れます。居住者のほとんどが購入して自己所有している為、大事な自宅を綺麗に保ち良い環境つくりに力を入れます。また、小さいお子様のいる年齢層の方が多く、防犯にも気を使っています。

4、ステータス

分譲マンションに暮らすということは、周りからも自己所有していると思われます。誰も賃貸で借りているとは思いません。そんなステータスをあじわうことができるのが分譲賃貸です。

5、ラッキーも

分譲マンションを借りて住んでいると、所有者（貸主）より売却の声がかかるかもしれません。所有者は色々な理由から売却を考えます。そんな時、一番先に考えるのが、賃貸で貸している方に買ってもらえないかということです。貸主・借主の関係で、破格値で譲ってもらえるなんてラッキーなことがあるかもしれません。

『分譲マンションのデメリット』

1、割高感があるかも

同年代の賃貸マンションを比較すると、割高感があるかもしれません。分譲マンションは、賃貸に出る数も少なく、また建築コストも高い為、割高感があっても仕方ないでしょう。その分メリットも多いですから。

2、期限付きが多く,永く住めない

分譲賃貸マンションのほとんどが、転勤を理由に賃貸のする「リロケーション物件」が占めます。国内転勤で2年間、海外転勤で3～5年間が一般的です。その場合、期間に応じて相場より家賃が割安になる場合が多いのも特徴です。

数少ない分譲マンションを借りるには、スピーディで正確な情報が欠かせません。また、内見をされてからゆっくり検討・・・なんて言っていると、他に取られてしまいます。

分譲賃貸マンションに限りませんが不動産は２つと同じものがありません。間取りが同じでも階数や向き・内装の程度・家賃など同じものは存在しません。分譲賃貸マンションのような数が少ない物件はなおさらです。