学生専用マンション。メリットとデメリット!

大学、短大、専門学校への進学を予定し、4月から親元を離れて1人暮らしをする予定でいる学生さんにとって、試験合格の次に気になるのが新居探しではないでしょうか?ほとんどの新入生はまだ未成年。親御さんにとっても1人暮らしをするにはまだまだ心配な年齢ですね。部屋選びのひとつに「学生専用マンション」があります。今回は、「学生専用マンション」以外の物件との違いや、そのメリットとデメリットについてご紹介します。

学生専用マンションとは

学生専用マンションに入居できるのは、大学、短大、高専、専門学校に通う学生と予備校生。合否確定前から予約や契約が出来ます。マンションですので、セキュリティーがアパートよりもしっかりしていることがポイントです。お部屋探しの選択肢としては、一般の賃貸住宅、学生専用アパート、学生会館、学生寮があります。それぞれの特徴を簡単に説明すると、一般の賃貸住宅は社会人やファミリーなど入居者は様々で、契約をしたら即入居が条件です。学生専用アパートは入居者が学生に限られ、学生マンションと同様に予約契約が可能でその他は一般の賃貸住宅と変わりません。学生会館は違う学校の学生、学生寮は同じ学校の学生が入居し、食事付、バストイレ等設備は共同で、居住ルールがあります。

予約・契約について

学生専用マンションは、退去予定の卒業生の人数が把握出来ているため、推薦入試、AO入試、専門学校の合格が決まる秋頃から募集が始まります。大学入試は2月から3月が中心ですが、新入生だけでなく新入社員、転勤等、多くの人が住み替える時期でもあり、合格発表後の部屋探しはとても大変です。そのため多くの学生マンションでは合否確定前でも予約が出来、早く合格が決まり本契約をしても家賃は4月から発生するシステムを取っています。キャンセル料、手付金の有無は管理会社によって異なりますので、その点はしっかりと確認しておく必要があります。

メリット

・合格前でも予約が出来るので早い時期から良い物件を選べる。

・家賃が発生するのは実際に入居する4月から。

・建物は鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)が多く、耐震性・防音性に優れている。

・防犯カメラ、最新のロックシステム(オートロック、暗証番号ロック)等の防犯設備が整っている。

・入居者が同世代の学生のみで生活スタイルが違う社会人やファミリー、シニア層がいないので、比較的気を使わなくて済む。

・キッチン、トイレバス、洗濯機が部屋にあるので、順番待ちをしなくて済む。

・門限がない。

・学生会館や寮にあるような上下関係がない。

・家族や友人の宿泊が可能(数日程度)

・インターネット回線が完備

デメリット

・人気物件は競争率が高く、早めに埋まってしまう。

・住人がいる状態で予約・契約をするので、実際の部屋を内見できない。

・セキュリティーの良さを特徴とした女子学生専用マンションや設備の整った新築マンションでは家賃が高い。

・家具、家電、生活用品を購入しなくてはならない。

・学生会館や寮は食堂があり、食費と光熱費の一部が賃料込みなのに比べて食費・高熱費がかかる。

・自炊しなくてはいけないので、栄養のバランスが心配。食生活が乱れることも。

・ネット回線完備しているがプロバイダーが選べない。

・共同生活のルールがないので自己管理が必要。

・急な病気の時に自分一人で対処しなくてはならない。

ご紹介したように、学生専用マンションは一般の賃貸住宅とほとんど変わらず、基本的にすべて自分で生活をコントロールする必要があります。しっかり自己管理が出来て、自由に時間を使いたい人、部屋では静かに過ごしたい人には学生専用マンションがお薦めです。

記事作成日:2018年01月08日 最終更新日:2018年01月08日