他人同士が暮らすシェアハウス!メリットとデメリット!

ひとつの暮らし方として定着しはじめたシェアハウス。ネットでお部屋を検索してみると、お洒落なインテリアや設備を備えた物件も多く、充実した楽しい生活が出来そうな雰囲気です。他人同士が設備を共有して暮らすシェアハウスとはどういうものなのか、また、どのようなメリットとデメリットがあるのかご紹介します。

シェアハウスとは

シェアハウスは欧米では昔からある居住スタイルで、他人同士が一緒に暮らす共生型賃貸住宅のことです。似たような言葉に「ルームシェア」がありますが、ルームシェアの場合は代表契約者とその同居人という形で賃貸契約をし、家賃・高熱費の割合や掃除等のルールは住人同士で取り決める共同生活。シェアハウスは入居希望者がそれぞれ個別に不動産会社と賃貸契約をします。管理会社による入居者規約があり、週に数回共有スペースに清掃サービスが入ります。

空き家やかつて学生寮・社員寮として使われていた建物をシェアハウスとしてリノベーションしたもの、こだわりのコンセプトで建てられた新築のシェアハウスもあります。規模は数人から50人以上、男女共同、女性専用など多種多様です。自室と共有利用の設備があるのが特徴で、基本的にはキッチン、シャワー・浴室、トイレ、洗面所が共有、住人が集えるスペースとしてラウンジ(リビングダイニング)が設けられています。

メリット

初期費用が安い・・・

敷金・礼金がないケースが多く、光熱費・インターネット代、清掃サービス代が家賃と共益費に含まれている。

入居期間の自由度が高い・・・

短期間(例:3か月~)の入居が可能で、退去も1カ月前の申告でOKな場合が多い。 

生活用品が揃っている・・・

個室にベッド、イス、テーブル、テレビ、冷蔵庫といった家具家電が付いている。キッチンには調理道具も揃っているので雑多な日用品を持たなくていい。

住人同士の交流がある・・・

住人の割合は20代~30代の社会人が多く、外国人にも人気があるので、異業種との交流、国際交流ができる。

防犯面で安心・・・

1人きりになることが少ないため防犯面で安心感がある。良好な人間関係が築ければ病気の時に助け合いが出来る。

掃除が楽・・・

共有スペースに清掃サービスが入るため、水回りの面倒な掃除をしなくて済む。

生活リズムが整う・・・

共有設備を順番に使う、掃除・洗濯・入浴が夜中にできない等といったルールがあるため、生活リズムが乱れない。

充実した共有設備がある・・・

物件によってはシアタールーム、フィットネスジム、防音室、図書室、広いキッチンといったハイレベルな設備が整っている。

デメリット

人間関係・・・・

性格、生活習慣が合わない人がいる。交流が盛ん過ぎて大変。ルールを守らない人がいる。

音が気になる・・・

夜中のドアの開け閉めや足音が気になる。

設備の使い方・・・

お風呂やトイレに入りたいときに入れない、汚れたままにする人がいる。

管理面・・・

清掃サービスが不十分。

自分に合ったシェアハウス選びを

設備の問題は物件選びの時に確認出来ますが、入居者の行動は様々なので人間関係にデメリットを感じることが多いようです。シェアハウスで暮らすにはある程度他人の行動に寛容になる心構えが必要かもしれません。入居規約をよく確認し、見学をすることで自分の性格やライフスタイルに合うシェアハウスを探しましょう。

また、シェアハウスが増える中で注意したいのは、個室を増やすため建築基準法を守らずリノベーションしたシェアハウスの存在です。火災時の避難経路やセキュリティー面できちんと法令順守した健全で安全なシェアハウスを探すには、しっかりと入居者のサポートをしてくれる信頼できる不動産会社、管理会社選びが重要です。

記事作成日:2017年11月18日 最終更新日:2018年01月13日