和室に合うインテリアでお洒落に暮らす

和室と言えば居間にも食堂にも寝室にもなるシンプルかつ機能的な空間です。畳は湿度を調節してくれ、い草の香りも癒し効果があります。そんな和室の良さをもっと見直して、居心地の良い空間にしてお洒落に暮らすアイデアをご紹介します。

好みの和のスタイルは?

和室にはもちろん和風の家具が合いますが、欧風家具やポップな家具を合わせてもお洒落なコーディネートが出来ます。自分の部屋の畳や建具、襖の色やデザインに合わせたスタイルを目指してもよいですし、思い切って畳を交換、襖を貼りかえるなどしてイメージチェンジをするのもよいでしょう。人気の和のインテリアスタイルを3つ挙げてみます。

和モダン・・・琉球畳のような縁なしの畳に現代的なスタイリッシュな家具、逆にフローリングの部屋に和風の家具を合わせるなど、和風と現代風の両方を取り入れたスタイルが和モダンです。和室のテイストを出すには、床に座る和室スタイルにするため背の低い家具を選ぶこと、間接照明などを使って落ち着いた雰囲気を出すことがポイントです。

昭和レトロ・・・昭和の雰囲気を出すには茶箪笥、ちゃぶ台、座布団、ペンダント式の照明といったアイテムを取り入れてみましょう。70年代風にするならビタミンカラーのレトロポップ家具をアクセントに。

大正ロマン・・・大正ロマンの特徴は和洋折衷と華やかさです。畳の部屋でもダークカラーのクラシックな洋風家具を置き、小物やファブリックにステンドグラスや赤を使うと大正ロマン風になります。

和室の家具

座卓・・・時間帯によって居間、食堂、寝室に早変わりする和室に欠かせないのが座卓です。高さは30センチから40センチで、移動と収納がしやすいように足が折りたためるものなら狭いお部屋にもぴったりです。

茶箪笥・・・名前の通り、急須や茶わんを収納する箪笥です。擦りガラスや格子の扉といった細工が美しく、存在感があります。茶箪笥の他にも階段箪笥や水屋箪笥等デザイン性に優れた和箪笥も素敵です。

文机・・・天板と引き出しのシンプルなタイプや天板が閉められるライティングビューローには生活感の出る文房具や書類、パソコンなど電子機器をまとめて。

衝立・・・衝立は日本家屋で使われる間仕切りです。リビングダイニングの一部を和風にコーディネートしたいときの仕切りなどに。

お気に入りの家具をひとつ手に入れ、それに合わせてコーディネートを考えるとお部屋にまとまりが出てきます。インテリアショップで新品を購入するのもよいですが、レトロ調が好きなら古道具屋さん、古臭いと思っていた手持ちの家具や実家の物置に仕舞ってあるような家具も見方を変えれば、お洒落な和風家具に見えてきます。

日本の色や柄を使う

手軽にお部屋の雰囲気を変えられるアイテムが布、ファブリック製品です。和室に合うのはウグイス色、藍色、もえぎ色といった日本の伝統色「和色」。畳の上に敷くラグ、カーテンなど面積の多いファブリックには落ち着いた色を使いましょう。座布団やクッションのカバー、小さな敷物などは日本の伝統文様が入ったものにするとアクセントになります。

和風小物

お洒落な部屋にするには、間接照明、苔玉、のれん、タペストリーなど小物選びも大切。文房具や紙類の収納には竹籠や和紙の貼られた道具箱、レトロ感のあるブリキ製の箱などがマッチします。ボックスティッシュやゴミ箱などもお部屋に合わせてカバーリングします。プラスチック素材は違和感が出るので避けましょう。

色合わせやコーディネートが苦手という人は多いと思います。自分がどんな雰囲気の部屋が好きなのか、雑誌やウェブ、外出先でいいなと思った家具や小物など、心惹かれたものを気にかけておくと自分の好みがだんだんとはっきりしてくるはずです。好きなものに囲まれて気持ちが落ち着く和み空間を徐々に作っていきましょう。

記事作成日:2018年01月15日 最終更新日:2018年01月15日