長期不在の時の防犯対策

帰省や旅行で長期に家を留守にする時、空き巣や放火などの被害に合わないよう、どのような防犯対策をしていますか?

自分の家は大丈夫とついつい思ってしまいますが、準備に気を取られて防犯対策に落とし穴がならないよう、しっかりと対策をたてましょう。

『防犯意識が高いことをアピール』

空き巣は侵入する家を絶えずチェックしています。侵入は難しいと思わせるように、家の外回りに防犯対策をしましょう。人感センサーライト、窓の下に防犯砂利、足場になりそうなバケツなどは片付け、雑草を抜くなどして庭も整えます。火を付けられるような燃えやすいものは屋内に入れておきましょう。

『不在時にしておくこと』

必ずしておきたいのが、新聞と郵便の配達停止です。郵便受けに新聞や郵便が溜まっていると、不在であることが一目瞭然。郵便物を抜き取られる被害にあう可能性もあります。情報漏れを防ぐため、新聞販売店には具体的な説明を避けます。郵便物は最寄りの郵便局へ不在届(最長30日)を出しましょう。

宅配便については、留守中の注文は控えます。どうしても必要な場合は、配達先を実家にする、留め置きを利用するなどしましょう。取次店は3日程度、営業所は1週間程度の短期間なら留め置きをしてもらえます。

旅行中の写真をSNSなどへ投稿することは不在を発表しているのと同じことです。投稿するのは帰ってからと家族にも徹底しておきましょう。

『侵入口をブロック』

空き巣は3分で侵入、10分以内で犯行を終えると言われています。その侵入方法は無施錠と窓破りがほとんど。鍵が1か所しかない場所には補助錠をつけます。防犯アラーム、防犯フィルムなどで侵入に時間がかかるようにしておくとよいでしょう。

在宅しているように見せるため、シャッターを開けておく方法もありますが、何日も開けっ放しは心配ですね。窓にしっかりと防犯を施した上にシャッターを閉めておけば、不在が分かっても侵入に時間がかかるため、さらに安全と言えるでしょう。マンションやアパートの上層階でも窓には補助錠や防犯フィルムを付けましょう。通行人から見えにくいため、低層階よりも狙われやすいといえます。

『万が一、侵入された場合』

通帳と印鑑を別々にするなど貴重品の保管場所は色々と工夫すると思いますが、請求書や領収書、卒業アルバム、データ保管のメモリー類、古い携帯端末などの個人情報も盗まれないようにしなくてはなりません。盗難だけでなく、盗撮カメラや盗聴器を仕掛けられてしまう可能性もあります。

部屋が散らかったまま長期不在をしていると、空き巣に入られたこと自体に気付かない、何を盗られたか分からない状態になってしまいます。部屋は整理整頓し、保管場所と保管しているものを忘れないようにしましょう。

人の目はとても強力な犯罪抑止になります。隣近所とコミュニケーションを大切にしていれば、不審者や不在時の変化にも気がついてくれます。防犯意識を持って普段から生活環境を整えておけば、旅行先でも安心して楽しく過ごすことが出来ますね。

この記事と合わせてよく読まれている記事

記事作成日:2016年03月20日 最終更新日:2017年07月28日